しばらくブログを書いていませんでした。
すみません。
ただ7月6日のブログの閲覧数を確認してビックリ!いつもの4倍から8倍くらいありました。
おそらく日本でもプーケット沖で沈没したボートのニュースが流れたからでしょうね。
あの時の状況などを、噂ではなく、しっかりした情報源から得ていますので、少しお話ししたいと思います。
あの日は朝から昼までは、とても蒸し暑く、良い天気でした。
私は海に出なかったのですが、気象状況を見ていて、「意外といい天気だな!」なんて思ったものです。
予報では「多少波や風はあって、雨も降る」となっていたからです
ただそれが夕方4時頃になって天気が急変しました。
風が強く、雨も激しく降ってきました。
たまたま船会社に支払いに行ったとき16:30で、まだ船が帰港しておらず、「これだとお客さんが濡れてかわいそうだね」なんて話したのを覚えています。
今回沈没したのは中国のフェニックスというボートで、真っ白な大型の新艇でした。
その時乗り合わせ一命をとりとめた中国人のインストラクターの話では、水が船のあちこちから入ってきて、10秒近くで沈んだと言っていました。
さすがに10秒は短すぎるでしょうけど、命からがら脱出したのでそう感じたのかもしれません。
彼はボートクルーが、室内にいる乗客にライフジャケットを渡していたので、それを手伝っていたそうですが、さすがに危なくなって、船が水に沈む中、ライフジャケットをつけずに、泳いで抜け出したと言っています。
何m地点かは必死だったので覚えていないそうですが、彼曰く「ライフジャケットを着ていなかったから泳げて助かった」そうです。
水の中でも自由がきいたからでしょう。
室内でライフジャケットを着た乗客は沈む船の中では、結局身動きが取れなくなって、船と一緒に海底まで沈められてしまったと言っていました。
今回亡くなったのは中国人ばかりでしたが、中国の方は基本的に泳げる人はとても少ないです。
学校にプールはなく(学校にプールがある日本は、世界的にも珍しいそうです)、スノーケリングに来る観光客も、おっかなびっくり水に入るのをよく見かけます。
スノーケリングの最中に死亡するケースも多いので、最近はインストラクターやガイドが一緒に海に入って監視しているのも見かけます。
今回のケースでも船から幸い脱出できた中国人も、ライフジャケットを着ていたにもかかわらず、うつ伏せのまま死んでいた、と言うケースも多かったようです。
今回の事故後、中国のエージェントは、一斉にプーケット旅行を中止しているそうです。
圧倒的な数を占めていた中国人観光客が一斉にいなくなることで、プーケットの観光に与える影響はとても大きいと思います。
ただタイ国政府関係からも、同じような事故が起こらないようにと、天気が悪くなると予想される時は、ボートの出港中止の通達が出るようになりました。
実は今日はすべてのボートはツアーを取りやめています。
しばらく嵐の日が続きそうだということで、今朝早くに関係機関からの通達が、船会社に回ってきたそうです。
ダイビングツアーで事故にあうのも困ったことかもしれませんが、せっかくダイビングを楽しみにしてきたお客さんも、残念だと思います。
日本も竜巻や集中豪雨と言った異常気象で大変なようですが、天気が落ち着いてくれることをただただ祈るばかりです。
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